【陸自隊員3人死傷】 元自衛官に聞く\事件のタイミ [リモートゲーム]
【陸自隊員3人死傷】元自衛官に聞く\事件のタイミング\
18歳の自衛官候補生の男が自動小銃を発射した事件で、男は「52歳の教官が狙いだった」という趣旨の供述をしているということです。亡くなったのは52歳の菊松安親1等陸曹と、25歳の八代航佑3等陸曹です。陸上自衛隊に17年間所属した元自衛官に「1等陸曹」や「射撃訓練」についてなど、話を聞きました。
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https://news.ntv.co.jp/category/society/d748fcab08d24fa7ad1814f000395c6d
◇
事件から一夜明け、15日午前8時半ごろ、岐阜市の日野基本射撃場には自衛隊員や警察官たちの姿がありました。しかし、14日とは一転、静けさに包まれていました。
14日午前、射撃訓練中に自衛官候補生による自動小銃発射事件が起きました。警察などによると、2人の男性隊員が亡くなり、別の25歳の男性隊員が負傷しました。
亡くなったのは52歳の菊松安親1等陸曹と、25歳の八代航佑3等陸曹です。負傷した男性隊員は全治3か月の見込みだということです。
逮捕されたのは、自衛官候補生の18歳の男です。15日、男の身柄が検察に送られました。男が「人間関係がうまくいかず、上司の隊員に銃を乱射した」という趣旨の供述をしていることがわかっていましたが、15日に新たな供述も明らかになりました。
捜査関係者によると、男は「52歳の教官が狙いだった」といった趣旨の供述をしていることが新たにわかりました。52歳の1等陸曹と自衛官候補生は、どういった関係なのでしょうか。
防衛省は「菊松一等陸曹は本部勤務で直接指導する立場にはなかった」と認識しているといいます。
◇
陸上自衛隊に17年間所属した元自衛官に「1等陸曹」について聞きました。
元自衛官 ミリタリーワークス・木村裕一代表
「教育隊の方からしたら上の方。要所要所の総合訓練とか、射撃とか、山の戦闘訓練とか、いっぱい助教がつかないといけない時に来ていたのかなと思う」
男は今年4月に入隊したばかり。事件が起きたのは、自衛官への道を歩み始めてから“わずか2か月”のことでした。
防衛省によると、事件が起きた射撃訓練には、自衛官候補生が約70人、指導部の教官ら約50人、合わせて120人ほどが参加していました。
陸上自衛隊広報によると、射撃場における隊員の基本的な配置として、全体を指揮する射場指揮官、ほかに射撃係や安全係などがいて、号令によって訓練が行われます。
一般的な射撃訓練の流れとしては、射撃方向に向かって手前から準備線、その先に待機線があり、隊員はまず準備線で持参した銃などを点検。終了後、待機線に移動し自分の順番がくるまで待機。その後、号令で射撃位置まで進み弾を装てんするということです。
男が所属する部隊の実際の射撃訓練の様子がわかる画像には、銃を構える隊員の横に、安全係と射撃係がついて訓練が行われています。
射撃訓練は、うつぶせ状態の「伏せ撃ち」と、座った状態の「膝撃ち」の2種類があります。事件はどのタイミングで起きたと考えられるのでしょうか。
元自衛官 ミリタリーワークス・木村裕一代表
「膝撃ちだとやろうと思えば全然できます。『撃て』と言われたあとだったら、防ぎようがないと思います」
◇
自衛官候補生の生活は、大変さもあるといいます。
ミリタリーワークス 木村裕一代表
「本当に管理されるので、その子がどう思うかですね。土日も誰かと一緒にいるので、本当にひとりになる時間がほぼない。トイレに行くのも勝手に行くと怒られるので」
今後の捜査は主に「自衛隊の警務隊」が行うということです。
（2023年6月15日放送「news every.」より）
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tag: 社会
18歳の自衛官候補生の男が自動小銃を発射した事件で、男は「52歳の教官が狙いだった」という趣旨の供述をしているということです。亡くなったのは52歳の菊松安親1等陸曹と、25歳の八代航佑3等陸曹です。陸上自衛隊に17年間所属した元自衛官に「1等陸曹」や「射撃訓練」についてなど、話を聞きました。
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14日午前、射撃訓練中に自衛官候補生による自動小銃発射事件が起きました。警察などによると、2人の男性隊員が亡くなり、別の25歳の男性隊員が負傷しました。
亡くなったのは52歳の菊松安親1等陸曹と、25歳の八代航佑3等陸曹です。負傷した男性隊員は全治3か月の見込みだということです。
逮捕されたのは、自衛官候補生の18歳の男です。15日、男の身柄が検察に送られました。男が「人間関係がうまくいかず、上司の隊員に銃を乱射した」という趣旨の供述をしていることがわかっていましたが、15日に新たな供述も明らかになりました。
捜査関係者によると、男は「52歳の教官が狙いだった」といった趣旨の供述をしていることが新たにわかりました。52歳の1等陸曹と自衛官候補生は、どういった関係なのでしょうか。
防衛省は「菊松一等陸曹は本部勤務で直接指導する立場にはなかった」と認識しているといいます。
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陸上自衛隊に17年間所属した元自衛官に「1等陸曹」について聞きました。
元自衛官 ミリタリーワークス・木村裕一代表
「教育隊の方からしたら上の方。要所要所の総合訓練とか、射撃とか、山の戦闘訓練とか、いっぱい助教がつかないといけない時に来ていたのかなと思う」
男は今年4月に入隊したばかり。事件が起きたのは、自衛官への道を歩み始めてから“わずか2か月”のことでした。
防衛省によると、事件が起きた射撃訓練には、自衛官候補生が約70人、指導部の教官ら約50人、合わせて120人ほどが参加していました。
陸上自衛隊広報によると、射撃場における隊員の基本的な配置として、全体を指揮する射場指揮官、ほかに射撃係や安全係などがいて、号令によって訓練が行われます。
一般的な射撃訓練の流れとしては、射撃方向に向かって手前から準備線、その先に待機線があり、隊員はまず準備線で持参した銃などを点検。終了後、待機線に移動し自分の順番がくるまで待機。その後、号令で射撃位置まで進み弾を装てんするということです。
男が所属する部隊の実際の射撃訓練の様子がわかる画像には、銃を構える隊員の横に、安全係と射撃係がついて訓練が行われています。
射撃訓練は、うつぶせ状態の「伏せ撃ち」と、座った状態の「膝撃ち」の2種類があります。事件はどのタイミングで起きたと考えられるのでしょうか。
元自衛官 ミリタリーワークス・木村裕一代表
「膝撃ちだとやろうと思えば全然できます。『撃て』と言われたあとだったら、防ぎようがないと思います」
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自衛官候補生の生活は、大変さもあるといいます。
ミリタリーワークス 木村裕一代表
「本当に管理されるので、その子がどう思うかですね。土日も誰かと一緒にいるので、本当にひとりになる時間がほぼない。トイレに行くのも勝手に行くと怒られるので」
今後の捜査は主に「自衛隊の警務隊」が行うということです。
（2023年6月15日放送「news every.」より）
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